シニスターミニスター産駒は、芝コースでは過去5年で1勝のみ。2018年にゴールドクイーンが葵ステークスを勝ったのを最後に芝コースでの勝ち星から遠ざかっています。
対して、ダートレースでは過去5年で、249-219-217-1,946。勝率9.5%、連対率17.9%、複勝率26.1%という成績。
これを見る限り、芝レースでは買いにくい血統ということが分かります。一方、ダートレースでは短距離から中距離を中心に活躍する産駒が多いようです。
(2018年1月5日~2023年6月18日の成績データより)
年度別成績
シニスターミニスター産駒の年度別成績を見ていきましょう。
上表を見てすぐに分かるのは、年を追うごとに産駒成績が上がっているということ。特に2023年はすべての項目で前年を上回っており、単複ベタ買いでもプラス収支です。
年度別・距離別成績
年度別成績を成績の良い距離別に少々細分化してみましょう。産駒成績が上がってきている2021年以降の成績を対象にしてみました。
大まかに見ると、1000m、1400m、1800m前後の距離の勝率、連対率、複勝率が良いようです。面白いことに、その間の1200mと1600mは成績がイマイチです。
ただし、2022年の1200m戦は成績が良くないものの単回値214、複回値135をマークしているのでこの距離での人気薄の激走には注意が必要そうです。
この記事の投稿時点では、函館開催が始まったばかりなので1000m戦のデータが少なく、上表に反映されていませんが、2021年、2022年とも1000m戦の成績が良く、2023年も同じ傾向が続くなら狙い目となりそうです。
年度別・コース別成績
年度別成績をコース別(競馬場別)に細分化すると、どのような成績になるのかを見てみましょう。
ここ数年では、中央開催よりローカル開催での成績が良いようです。距離別成績の箇所でも述べましたが、1000m戦での成績が良いので、それがローカル開催での成績の良さにリンクしています。
しかし、2023年の成績は中央開催の成績もなかなかのもの。距離別成績で、1000m、1400m、1800m前後の距離の勝率、連対率、複勝率が良いとご紹介しましたが。そのうち、1400m戦と1800m戦のレースがあるのは中央開催。1700mはローカル開催のみ施行されている距離なので、2023年はシニスターミニスター産駒が爆発しそうです。